プラセンタ注射「ラエンネック」の献血基準が2026年10月より変更されます
プラセンタ注射「ラエンネック」による治療を受けられている皆様、または過去に受けたことがある皆様へ、献血基準の変更に関する重要なお知らせです。
これまで、ラエンネックを含む国内承認のプラセンタ注射剤の使用歴がある方は、期間を定めず原則として献血をご遠慮いただいておりました。しかし、この度日本赤十字社等の基準が見直され、2026年10月1日より献血の制限が緩和されることになりました。
■ 変更内容について
・【改定前(2026年9月30日まで)】:ラエンネックの使用歴がある方は、無期限で献血をご遠慮いただいておりました。
・【改定後(2026年10月1日から)】:最終使用日から3か月間は献血をご遠慮いただき、3か月経過後は献血が可能となります。
※現在すでに投与を受けられている患者様につきましても、新しい基準の対象となります。
■ なぜ基準が変わったの?
これまでの無期限の献血制限は、英国を中心とした牛海綿状脳症(BSE)の流行や、それに伴う変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染リスクを考慮し、安全性を確保するための予防的措置として2006年10月より実施されてきました。しかし、その後の国内外における感染状況や最新のリスク評価、諸外国の動向などを総合的に勘案した結果、今回の基準改定(3か月の制限期間への変更)が行われることになりました。
■ 安全性と今後の運用について
ラエンネックはヒト胎盤(プラセンタ)を原料としており、製造工程では科学的に証明された種々のウイルス不活化処理や滅菌処理など、厳重な汚染防止対策が講じられています。現在までラエンネックの投与によるvCJDなどの感染症が伝播したという報告は国内外ともにありませんが、理論上そのリスクを完全に排除することはできないとされています。
そのため、患者様への事前の十分なご説明や同意書の取得、および医療機関における20年間の記録保存(管理簿)につきましては、従来通り変更なく継続されます。
■ まとめ
2026年10月1日以降は、ラエンネックの最終投与から3か月以上経過していれば、日赤を通じた献血にご協力いただけるようになります。これまで献血にご協力いただけなかった方も、一定期間の経過後に献血が可能となります。
本件に関するご不明な点や、治療に関して不安なこと、投与後の違和感などがございましたら、どうぞお気軽に医師までご相談ください。