こんにちは、カメリア美容皮ふ科です🌸

「頬の赤みがいつまでも消えない」
「保湿やスキンケアを頑張っているのに改善しない」
「ニキビが治ったのに、赤みだけが残っている」
「もともと赤ら顔だけど、これって体質?」
このようなお悩みはありませんか?
実は、同じように見える頬の赤みでも、原因によって適切な治療は大きく異なります。
例えば、酒さによる炎症、毛細血管の拡張、ニキビが治ったあとに残る赤みは、それぞれ異なる特徴を持っています。
今回は、頬の赤みが治らない原因と、酒さ・毛細血管拡張・ニキビ跡の違いについて解説します。
① 頬の赤みが治らないのはなぜ?
肌が赤く見える原因の一つは、皮膚の血管や炎症の変化です。
皮膚に炎症が起こると血管が拡張し、赤みとして見えることがあります。
また、炎症が落ち着いたあとも、血管の変化などによって赤みがしばらく残る場合があります。
そのため、赤みが長引く原因として、次のような状態が考えられます。
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酒さなどの慢性的な炎症
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毛細血管拡張
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ニキビの炎症後に残る赤み
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乾燥や接触皮膚炎などによる炎症
特に注意したいのが、「炎症による赤み」と「血管そのものが目立っている赤み」は、同じではないということです。
保湿で改善しやすい赤みもあれば、スキンケアだけでは十分に改善しない赤みもあります。

② 酒さ・毛細血管拡張・ニキビ跡の違い
※この表は一般的な特徴をまとめたもので、診断するためのものではありません。酒さと毛細血管拡張は同時に存在することもあります。
③ 酒さによる赤み|頬が赤い・ほてる・ブツブツができる
酒さ(しゅさ)とは?
酒さは、主に顔の中央部分に赤みが現れる慢性の炎症性皮膚疾患です。
頬や鼻の赤みが続くだけでなく、ほてりやヒリつき、ニキビのようなブツブツが生じることもあります。
赤ら顔の原因の一つですが、赤ら顔のすべてが酒さというわけではありません。
酒さでみられやすい特徴
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頬や鼻が持続的に赤い
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温度差で顔が赤くなりやすい
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入浴後や飲酒後にほてりが強くなる
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ニキビに似た赤いブツブツができる
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化粧品がしみることがある
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赤みと一緒に細い血管が見える場合もある
酒さでは、紫外線、気温の変化、飲酒、香辛料などが症状を悪化させるきっかけになることがあります。
ただし、悪化要因には個人差があります。
酒さとニキビの違い
酒さではニキビに似た丘疹や膿疱がみられることがありますが、一般的なニキビと同じ病気ではありません。
ニキビでは毛穴の詰まりによる面皰(白ニキビ・黒ニキビ)が特徴的ですが、酒さでは通常、面皰は目立ちません。
治療法も異なるため、自己判断でニキビ用の刺激が強い製品を使用すると、かえって症状が悪化する場合があります。
酒さはスキンケアで治る?
刺激の少ない洗顔や十分な保湿、紫外線対策は、酒さの管理において大切です。
しかし、酒さはスキンケアだけで十分に改善するとは限りません。
炎症性のブツブツなどに対しては、症状に応じてメトロニダゾール外用薬などの治療が行われます。
また、持続的な赤みや血管の拡張に対しては、レーザー・光治療などが検討される場合もあります。
酒さによる赤みは、肌質の問題だけではなく、皮膚疾患として適切に診断・治療することが大切です。
④ 毛細血管拡張による赤み|頬や小鼻の細い血管が目立つ
毛細血管拡張とは?
毛細血管拡張とは、皮膚の表面近くにある細い血管が拡張し、目に見えるようになった状態をいいます。
頬や小鼻周囲に、赤い糸のような線や、枝分かれした血管が見えることがあります。
毛細血管拡張でみられやすい特徴
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頬や小鼻に赤い線が見える
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赤みの場所が比較的一定している
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スキンケアを変えても血管の線が残る
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ほてりやかゆみを伴わない場合もある
ただし、酒さに伴って毛細血管拡張がみられることもあります。
そのため、血管が見えるからといって、酒さではないと判断することはできません。
毛細血管拡張は美容液で改善できる?
保湿剤や美容液は、角層のうるおいを保ち、乾燥や刺激を軽減するために役立ちます。
一方で、すでに拡張して目立っている血管そのものを、化粧品によって消すことは困難です。
このような場合には、血管を標的としたレーザーや光治療が選択肢となることがあります。
ただし、治療には赤みの一時的な増加、紫斑、色素沈着、熱傷などのリスクがあり、血管の太さや深さ、肌の状態によって適応が異なります。
⑤ ニキビ跡の赤み|ニキビが治ったのに赤いまま
ニキビ跡の赤みとは?
ニキビの炎症が落ち着いたあとも、赤みだけが残ることがあります。
このような赤みは、炎症後紅斑(PIE:Post-inflammatory erythema)と呼ばれることがあります。
炎症による血管の拡張や変化などが関係し、ニキビそのものが治っていても赤く見える状態です。
ニキビ跡の赤みの特徴
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以前ニキビがあった場所に赤みが残る
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赤い点や斑状に見える
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ニキビが治ったあとも数週間〜数か月以上残ることがある
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時間とともに薄くなる場合がある
赤いニキビ跡と茶色いニキビ跡の違い
ニキビ跡には、赤いものと茶色いものがあります。
赤いニキビ跡(炎症後紅斑)
炎症後の血管の変化などが関係する状態です。
茶色いニキビ跡(炎症後色素沈着)
炎症をきっかけにメラニン色素が増加し、茶色っぽく残る状態です。
両方が混在する場合もあります。
同じニキビ跡でも、赤みと色素沈着では治療の考え方が異なります。
ニキビ跡の赤みは自然に消える?
ニキビ跡の赤みは、時間の経過とともに薄くなることがあります。
ただし、改善までの期間には個人差があり、赤みが長く残る場合もあります。
また、新しいニキビが繰り返しできている場合は、新たな赤みが増える可能性があります。
そのため、まずは活動性のニキビを適切に治療し、炎症を繰り返さないことが重要です。
長期間残る赤みについては、肌の状態に応じて治療を検討する場合があります。
⑥ 自分の頬の赤みはどのタイプ?確認したい5つのポイント
頬の赤みが気になる方は、次のポイントを確認してみましょう。
Q1. 頬や鼻が広い範囲で赤くなっていますか?
持続的な赤みや、温度差・入浴などによるほてりがある場合は、酒さなどが関係している可能性があります。
Q2. 細い赤い血管が線状に見えますか?
毛細血管拡張が関係している可能性があります。
Q3. ニキビが治った場所だけ赤くなっていますか?
炎症後紅斑など、ニキビ跡による赤みが考えられます。
Q4. 赤みと一緒にかゆみや皮むけがありますか?
乾燥、接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎など、ほかの原因も考える必要があります。
Q5. スキンケアを変えても赤みが続いていますか?
単なる乾燥だけではなく、酒さや血管の変化などが関係している場合があります。
これらは診察時に原因を考えるための参考情報であり、セルフチェックだけで診断できるものではありません。
⑦ 頬の赤みがあるときに気をつけたいスキンケア

原因にかかわらず、赤みがある肌では、できるだけ刺激を減らすことが大切です。
洗顔はやさしく
強くこすらず、肌の状態に合った洗顔料を使用しましょう。
保湿を大切にする
セラミドやグリセリンなどを配合した保湿剤は、角層の水分保持をサポートします。
紫外線対策を行う
紫外線は酒さなどの症状を悪化させることがあるため、肌に合った日焼け止めを使用しましょう。
刺激の強いスキンケアを重ねない
レチノール、ピーリング成分、高濃度の美容液などは、肌の状態によって刺激になることがあります。
赤みが強いときは、自己判断で製品を追加するよりも、使用しているスキンケアの見直しが必要な場合があります。
⑧ 頬の赤みは美容皮膚科で改善できる?
赤みがあるからといって、必ず美容施術が必要なわけではありません。
また、炎症が強い状態で施術を行うと、かえって刺激になる場合があります。
まずは赤みの原因を確認し、治療が必要な状態なのか、スキンケアの見直しが適切なのかを判断することが重要です。
カメリア美容皮ふ科では、肌のお悩みやこれまでの経過をお伺いし、必要に応じて肌診断なども参考にしながら診察を行っています。
※肌診断機器のみで酒さや毛細血管拡張などの診断が確定するわけではありません。
ニキビ・ニキビ跡の治療について詳しくはこちら
⑨ こんな頬の赤みは保険診療の皮膚科に相談しましょう
次のような状態がある場合は、医師への相談をおすすめします。
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頬や鼻の赤みが何週間も続く
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赤みと一緒にほてりやヒリつきがある
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ニキビのようなブツブツを繰り返す
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小鼻や頬に細い血管が見える
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スキンケアを見直しても改善しない
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赤みが徐々に広がっている
また、目の充血・痛み・まぶしさ・見えにくさなどを伴う場合は、眼の酒さなどの可能性もあるため、眼科での評価が必要です。
特に視力の変化や強い眼痛がある場合は、速やかに受診してください。
🌸 まとめ|頬の赤みが治らないときは、原因を見極めることが大切
頬の赤みが続く原因は、一つではありません。
酒さによる炎症、毛細血管拡張、ニキビ跡の赤みなど、見た目が似ていても、必要な治療は異なります。
特に、スキンケアを続けても赤みが改善しない場合は、保湿不足以外の原因が隠れている可能性があります。
赤みを改善するために大切なのは、話題の美容液を使うことだけではなく、今の肌に何が起きているのかを知ることです。
カメリア美容皮ふ科では、患者様一人ひとりの肌の状態を確認し、スキンケアや治療についてご提案しています。
頬の赤みや赤ら顔でお悩みの方は、お気軽にご相談ください🌸