【アラガンセミナー参加レポート】美容クリニックスタッフとして学んだ“美学”と“在り方”
10月26日、名古屋で開催されたアラガンセミナーに参加いたしました。
日々の施術をより良いものにしていくため、そして美容医療に携わる者として常にアップデートを重ねていきたいという思いから参加を決めました。
今回学んだことをレポートにしてまとめてお伝えいたします。

■ 美容クリニックにおけるスタッフの役割とは
今回の主なテーマは「美容クリニックにおけるスタッフの役割」。
講義ではまず、「患者様の背景を想像することの大切さ」について学びました。
どのような想いでご来院くださるのか。
その背景を理解することで、私たちが目指すべき姿や、長く信頼して通っていただける関係づくりのために、今できることが見えてきます。
ワークを通じて、スタッフ全員で
「患者様にとって居心地のよい空間や対応は、当院の目指すコンセプトに合っているのか」を改めて考える貴重な時間となりました。
■ 「気取らない優美さ」という当院の原点を再確認
当院は、「気取らない優美さ」を大切に、落ち着いた空間で幅広い美容医療を提供しております。
“適正価格と安心感で、一人ひとりの自然な美しさに寄り添う肌のホームドクター”というコンセプトのもと、今回のセミナーは改めてその原点を見つめ直すきっかけとなりました。
話し合いの中では、「当院の空間や雰囲気は、このコンセプトにふさわしいか」という意見も挙がり、その結果、院内BGMをこれまでのK-POPから、より落ち着いたクラシック音楽などへと変更いたしました。
より穏やかで落ち着いた時間をお過ごしいただけるよう、今後も環境づくりに努めてまいります。
また、患者様のお気持ちに寄り添う言葉遣いや接し方、姿勢の大切さも改めて感じ、日々の診療の中で一つひとつを丁寧に実践していきたいと思います。
■ スタッフ教育の重要性と“見えない力”
ラベールミラクリニックのマネージャー・エスケレロサド様からは、「日々学び続ける姿勢」の大切さを改めて教えていただきました。
知識や技術といった“見える力”はもちろんですが、思考力や表現力、そして態度や姿勢といった“見えない力”を育てていくことこそ、患者様からの信頼を築くために欠かせないものだと感じました。
その言葉を通して、私たち自身のあり方を見つめ直すきっかけにもなりました。
これからも日々の経験を通して、内面の成長を大切にしていきたいです。
■ 「カウンセリングにおける美学」
特に印象に残ったのは、アラガン社・梶原様による「カウンセリング勉強会」のご講演でした。
「美学を学ぶことは、その人らしさを理解することにつながる」
この言葉がとても印象的でした。
患者様はご自身の魅力にまだ気づいていないことも多く、私たちは“こうなるとあなたらしい”という姿を一緒に見つけていくための観察力と想像力が求められます。
“治療された顔”ではなく、“その人らしい物語を持つ顔”へ。
アーティストのような視点で、「この方がどんな姿であれば最も輝くのか」を考えることが、
私たちのカウンセリングにおいて大切なのだと感じました。
また、日頃からアートや美しいものに触れ、感性や審美眼を磨くことも、
患者様の“らしさ”を見極める力につながるのだと改めて実感いたしました。

■ 学びを日々の診療へ
今回のセミナーで得た学びは、
私たちが日々行っているカウンセリング・施術・接遇のすべてに通じるものでした。
これからも、「気取らない優美さ」を大切に、心から安心できる時間と、その方らしい美しさに寄り添う医療をお届けできるよう、スタッフ全員で思いをひとつに、丁寧に歩みを重ねてまいります。